林林のお気に入りの歌一覧
只野ハル
近くに桜はないのに花びらが濡れた狭い路地に落ちている
12
もっと見る
すばる
貧しさは足りぬと思う心から生まれてくる物自戒忘れず
17
もっと見る
風花
校庭の咲き切る桜に蘇る新しき縁に浮き立つ心
23
もっと見る
亜貴
その後ろすがたをずっと見てたくて立ち止まる私 歩いてくあなた
4
もっと見る
詠み人知らず
風化した記憶は敢えて引き出さず 未来のために 発条を引くのだ
17
もっと見る
潮月繁樹
裏山の 顔を出したる 筍に 一鍬入れりゃ 鶯 ホケキョ
17
もっと見る
月虹
小走りで季節がはしゃぐ風ゆらの栄公園さくら爛漫
61
もっと見る
呉竹の憂き節
又も吹け和歌の浦風寄る辺なき身はさかしまも頼りとやせぬ
2
もっと見る
村上 喬
サヨナラの化石が出土した地層別れの起源はジュラ紀にあった
29
もっと見る
大森ゆきえ
声高く道説く君はいつのまに人を叩ける正義を持った
4
もっと見る
ゆえ
表裏恐ろしいほどはっきりで同性の目には般若のあの娘
3
もっと見る
五月が丘はさみ
散る花を悲しんでいる人の居て桜の事情を度外視したり
3
もっと見る
五月が丘はさみ
葉が出たらもうおしまいと言う人よ桜好きなら葉までも愛せ
6
もっと見る
三日月
散りてなほ落つる池に広がりぬ 花も心も 揺るる揺るる
12
もっと見る
詠み人知らず
電柱に次から次とマーキング散歩の犬の朝のおしごと
8
もっと見る
さえね
峯の雪はまだ消えがてにあずさゆみ春の御坂に花は散りつつ
4
もっと見る
詠み人知らず
モノクロのチャプリンなれど鮮明に天然色のメモリーのあり
9
もっと見る
鞠花
春の夜は潤いの風桜の香今宵私と共に眠らん
6
もっと見る
潮月繁樹
深夜2時 窓の向こうを見下ろせば闇に輝く石油工場
10
もっと見る
月虹
雨は止みさくらふら降る国道に春を残して舞い散る桜
61
もっと見る
[1]
<<
1920
|
1921
|
1922
|
1923
|
1924
|
1925
|
1926
|
1927
|
1928
|
1929
|
1930
>>
[1987]