恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
何時の間に釣瓶落としと苦笑い重なる日々の穏やかに過ぎ
3
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詠み人知らず
すれ違う心の襞を測り兼ね雨に似ている 沈黙の音
4
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聴雨
白菊のほころぶ先に結びたる花よりしろき寒露ひとつゆ
20
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芳立
暮れてなほなごりにあかきサルビアの野にな響みそ時告ぐる鐘
6
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花好きの歌詠み
うつし世にさやかに君とすごししにやとせはながれゆめともおぼほゆ
3
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falcon
酌み交はす酒の言葉に嘘なくも吾がしらじらしさに嫌悪を感ず
8
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詠み人知らず
水底に月かげの花やほの見えてかなしきものを思ひ出と呼べり
14
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詠み人知らず
みちの辺に月かげ絶へてうつせみの魂もこぼるるしらつゆの夜
7
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聴雨
いづくより訪ひ来しものよ秋茜儚きまでの風置き往ぬる
14
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団右衛門
車椅子 震える漕ぐ手 唯見つめ 押せぬその背に 語り続ける
10
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詠み人知らず
暗闇を歩み始める手探りで それを見守る温かき瞳
4
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五穀米
青森産大蒜を売る駅ナカのコンコースにて三度ひやかす
3
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光源氏
しづかなる寝覚めの里のゆふぐれにほのかに聞こゆる雁のこゑかな
8
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光源氏
花はただ黙して人を見つめをり今そこにある命をつくし
12
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舞
気にせずと人に語れど時折に妻に確認吾が頭頂部
9
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善田真琴
ぬばたまのくろめがちなるそのひとみかがやくものをきぼうとやよぶ
3
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五穀米
地中海の輝く陽光享けて咲くオリーブ畑の白き花々
5
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桜園
木犀の香をたきつつ文かきて彼の友思ふ秋の夜長に
28
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五穀米
鼻炎薬手放せぬこの秋の日のドラッグストアの頼もしきこと
2
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まがね
腰痛に苦しむ母の痛み止め真央ちゃんが飛ぶトリプルアクセル
6
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