コタローのお気に入りの歌一覧
松本直哉
こんなにもみどりまぶしい五月の日ネクタイえらぶ弔問のため
4
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松本直哉
カーテンをしめてだきあふまひるまのあやめもわかぬわたつみの底
5
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松本直哉
手にはなほぬくもりのこる別れぎは袖をふりつつとほざかりゆく
3
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神田央子
文具屋のいつから街に消えたるか探し疲れて百均に入る
3
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神田央子
カセットの穴に鉛筆差し入れてテープを戻す昭和のわたし
10
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神田央子
何歳と問はれてちよつと考へて昭和を振り返る歳といふ
5
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神田央子
喋るより聴く方で良いそのほうがより楽しいと思うこの頃
8
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秋日好
繁忙の疲れた脚を出迎える庭一杯の咲きたてのバラ
11
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芳立
血のゆかりある人々は佳かりけり亡きわが親のいのちとぞ見る
4
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青き銀椀
かなしびの抱へてこころみたす由きみ生くることわれ生くること
10
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青き銀椀
勉強をしてます敢えて線を引くわが師の歌集難くひも解く
9
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青き銀椀
風の緒ゆいこまのやまを吹きぬけて宙にありせば時の行くまで
10
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青き銀椀
家に帰り一眠りするも夏の陽が頭に残る町のイベント
10
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青き銀椀
子供にて梅干し食べて酸つぱしと若かりし母は何でも食べよと
12
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吉野 鮎
四照花しろき四弁のはなびらに赤翡翆のこゑをまろばせ
8
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吉野 鮎
群れ咲ける黄の雛罌粟を舞ひあがるふたつ黄蝶のもつれはなれつ
9
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萱斎院
ほととぎす こゑも聞こえず明けたてて みじかくなりぬ夜ぞうらむる
10
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うすべに
送っても風のゆくえは知らぬ顔 ゆらりゆらりと流す青柳
7
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うすべに
真夏かと思う陽ざしにせかされて 水撒く父の肩越しに虹
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吉野 鮎
降り立てば終着驛を染上げて陽のなごり燃ゆこころ殘りを
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