横井 信のお気に入りの歌一覧
草木藍
色褪せた赤の間にひっそりと遅れて咲けり白彼岸花
14
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うすべに
散り敷いて径をいろどる秋の藤 たけだけしさを隠すむらさき
11
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滝川昌之
型に落ち窮屈そうな目玉焼きハンバーガーにて月見を名のる
15
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痴光山
見下ろせる広き霊園供花のなき墓増し茫々秋風渡る
8
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ななかまど
彼岸すぎ夏の名残りのため息のような一日が過ぎて夕風
18
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へし切
秋風に折れぬばかりぞ女郎花 心ひとつを誰になびかむ
15
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恣翁
鴨川の土手に 寄り添ふカップルの 含み笑ひの耳につくかな
13
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音蔵 雅秀
つつがなく 日々の日課をこなせりと 思いおれども何か抜け落つ
6
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音蔵 雅秀
終わりしと 思いしツクツクまだ鳴くや 秋に抗い夏に掻い付く
5
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び わ
吾が身体八十五年良く動き家内と手取り歩むこの道
8
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舞
雲一つ 無い青空の 寂しさよ アイヌモシリの広き大地に
10
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茂作
哀れなりかくも誇れし向日葵の しをれてのみや捨てられてをり
16
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灰色猫
黄金の蝶が羽ばたくあざやかに涼しき秋の風を生みつつ
15
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夕夏
いつかまたあえるときたいいだきつつあえないのぞみきぼうのひかり
4
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萱斎院
ふきむすぶ露にしをるるとこなつの すがたも知らぬあだごころかな
10
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里香
あの日から 月の青さは 褪めてしまった それでも白く 夜道を照らす
8
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里香
擦り切れた 思い出ばかり 持っていて タラレバばかり キレイなばかりだ
8
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シダ
野の花の揺るれば色の鮮やぎて目にもさやかに見ゆる秋風
10
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トウジさん
君の死は問わず語りや空蝉も秋ともなれば消えゆくものを
9
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滝川昌之
雨用に格下げをした通勤靴くたびれ具合が俺そのものだ
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