青き銀椀のお気に入りの歌一覧
みをつくし
八疊に何の不足はなけれども 腕を伸ばせば天井に觸るる
22
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滝川昌之
駒板のずらしと弾む包丁と蕎麦の香りは切り角に立つ
21
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弥栄成就
人の世の 心を映す 天気かな 中庸忘れ 極端に走る
18
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松本直哉
御巣鷹の露ときえにしきみしのびあかねぐもみるあきのゆふぐれ
37
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千野鶴子
あといくつ私は歌に出来るだろうこの風景をこの感嘆を
26
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みをつくし
有り難く賄ひ附きで食後には いつも言の葉「宜しゅうおあがり」
27
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舞
いっちょまえ中学生もおんななり脚組むスカートやや色気ある
5
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千映2
ただ一度クラゲの如く泳げたら生きてる意味の嬉しさが増す
8
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千映2
蝉時雨黄緑色のいが栗の中に沁みこむ時のゆくりと
7
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横井 信
暑かった夏の記憶をひもといて風に吹かれる夜のあぜ道
12
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うすべに
手の中のちいさな華をいつくしむ 散り菊までと揺らさぬように
8
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滝川昌之
緑々と夏のまといを残しつつ蜩カナと暮れる山肌
15
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灰色猫
明日もなくアスファルトに転がってのたうちながら夜に鳴く蝉
24
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ななかまど
真赤なる大輪のはな咲ききるも仕舞いこみたるダリアの花名
11
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トウジさん
戦国の世ほどカードが乱立す 欺かれしは消費者なるや
6
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弥栄成就
自分だけ いくら平和を 願っても 降りかかる火の粉 覚悟問う夏
15
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みをつくし
これはまた驚き入りぬ下宿先 宿帳隣は戰中の筆
28
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名鈴
夏の夜の 密かなる花 烏瓜 名と逆しまに 白く透き咲く
21
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祈り花
遠き日の海の香りの懷かしく今再びの翼を慾す
8
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舞
吾の行く場所あるような大空の遠き夕陽の落ちるその先
6
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