詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
風蘭
数日の生恋しいと狂い飛び夏日の樹々にこだまが響く
15
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紫苑
かろやかに凌霄花ゆるる昼さがりみそかごころのふと兆しけり
8
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詠み人知らず
桐の葉をふみてやまのへたどるらむ必ずとはむといひしちぎりに
11
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市川ありさ
奪うとは嗚呼いうことか手のひらで今にも崩れそうな雪洞
5
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市川ありさ
主人公だったあなたは消えていく愛ありふれて黄昏の国
4
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詠み人知らず
いにしへの海へとむかふ夢路ふむ名もなき馬とみちゆきの空
15
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どるちぇ
君色に塗り替えられて行く日々は オレンジの朝 マゼンタの夜
10
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工藤吉生
ワタクシはワタクシらしく生きるため檻を作って自ら入る
5
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風橋 平
放水のサイレン遠く耳過り講堂の窓は青葉が埋む
4
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工藤吉生
グレゴール・ザムザの濁点それぞれが八方向へ這う焦げ茶色
9
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牛隆佑
決められていた結末をていねいに組み換えてゆくような日曜
2
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牛隆佑
それぞれのパトラッシュ的存在に流星群は降り注ぐべし
5
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詠み人知らず
かりがねの示す中空くれないゐのなみたちかすむ夕星のかげ
18
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詠み人知らず
われもまた突然変異の果てなりや枝葉末節にくたす実ひとつ
15
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工藤吉生
近づいてきた足音が通り過ぎひとくち水を飲む死刑囚
5
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浅草大将
何処にかありなれ河の音もなしメランコリアの北の夕闇
6
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浅草大将
さみだれの心に遠くなる神のいかづちやがて我身を打ため
26
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三沢左右
佯狂の人の瞳にひらめいて光遥かに響く遠雷
12
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市川ありさ
切り捨てた翼かがやくゆうぐれの車両はゆれてたどり着きます
5
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あまおう
涼し眼の毒も肢体に馴染む頃歪なきみの想いが解る
11
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