夢士のお気に入りの歌一覧
翠燕
無理押して 人と足並み 揃はずも 人の数だけ 進む道あり
16
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滝川昌之
定年後こうして三食顔合わせ家で距離置き過ごすのだろう
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うすべに
暮れる春 雨に褪せゆく花むしろ 寝起きの蟻がゆっくり横切る
12
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恣翁
濠端の一足ごとに 広ごれる夜空に 青く草匂ひけり
16
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横井 信
なにもないそんな気がしてゆっくりとただゆっくりと夢からさめる
12
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KEN
銀河へと 上るレールの シグナルは 暮れ病む影と 時間の向こう
11
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灰色猫
種を待つ春の畑を耕さば五体を巡る土の香りぞ
19
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滝川昌之
戦時下とたとえて耐える荒れ世にも咲く花ありと道の躑躅は
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露草
恋しくて蒔いたる種の無事生えて青の大群ネモフィラの春
8
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滝川昌之
畔に揺る蓬の葉裏ごと白き乙女子肌に早や初夏の陽よ
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横井 信
在宅の座ってばかりの脚しびれ小さな窓に射し込むひかり
11
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KEN
花水木 何ささやくと 上枝見ば 微かにスピカ ぬばたまの二時
12
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舞
虚ろなるまなこで眺むウイルスニュース心配させる父母ももう無く
11
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夏深
これからの段取り頭巡らせり朝のあぜ道眺む水張田
9
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青き銀椀
休日の暮らし沁み入る啄木の歌集読みつつ午後に入りける
15
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うすべに
崖のぼり見守る少女 少年の伸ばす手の先すみれが揺れる
17
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青き銀椀
しゅんしゅんと湯を沸かしつつ音楽に耳傾ける春の音かな
15
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舞
残り雪眺め湯けむり露天風呂岩の向こうの妻と語りつ
8
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祈り花
むらさきの花の妖精カタクリの風にいふらり咲ゐて儚し
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祈り花
さんぽ道卯月間近に吹く風の頬を過るは冬の刃か
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