詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
疼らぐは懷中時計の刻みかな空の噐に過去の呼び聲
18
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石川順一
仏の座犬ふぐりなど鑑賞し田圃のゴミもまとめられあり
15
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inosann
ゆくゆくは笑い話になるのかも義母のなくした入れ歯のありかに
20
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石川順一
ブロック塀越しではとても楽しめず白梅僅かな穴より見たり
12
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まあさ
道の端に 揺れる菜の花 マフラーを ぐるぐる巻いた 吾見て笑う
22
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詠み人知らず
ひととおりやり終えたいま残るのはなんなんだろう自問する春
19
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舞
心では笑むこともなく今日も終え仮面をはずすわが家の前
19
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藤久崇
二千代の 秋津の国を 見そなわし 世々の心を 君は継ぐかな
18
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ながさき
言の葉は 心に浮かぶ 舟の如 想ひを運び 虚空を翔る
29
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夢士
鵯群れて寒緋桜の枝揺れむ春の陽ぬくし孫連れ歩く
19
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inosann
毎日の静かな時を感じつつ生きる命のうしろめたさよ
20
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灰色猫
我が剣は天地とひとつ剣聖は天を指差し無刀で聳えり
14
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石川順一
オニキスかケーキの箱は真っ黒で鏡の役割する程光り
13
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まあさ
寒き朝 鳥に呼ばれて 外に出て 声を頼りに 姿を探す
20
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inosann
幼さの残る妊婦の一歩一歩確かめるごと歩道を歩む
24
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灰色猫
紅色のライトを浴びる舞踏家は業を昇華す炎となれり
21
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灰色猫
幸福の切符を握り生まれきた手で綴りゆく初恋の文
21
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灰色猫
一万年前に火を焚き安らいだ瞳で君を見つめていたい
22
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灰色猫
人類が世界平和を成し遂げる事が虚妄とそんなかなしい
18
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詠み人知らず
待ち望み 薄絹に透く素の肌は 梔子の花の香り彈けて
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