弥栄成就のお気に入りの歌一覧
ななかまど
小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
12
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滝川昌之
夏の朝 近くの軒の虫かごの西瓜の腐臭 撒き水の音
20
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緒川みるな
猛暑日の一日終へて卓袱臺の前に坐れば黄泉比良坂
4
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青き銀椀
光敷く満月成して久しかる岡山の友と城思ひき
13
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舞
夏の日に友と泳いだ空色の水の溢れる川を探しに
9
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名鈴
葉月でも 休みにならぬ 学び舎へ 修行者の顔で 通ふ子どもら
13
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KEN
吠ゆる術 探す山犬 地に燒ゐて 靜かなりけり 夏の夜の月
9
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灰色猫
美しいランプとなって灯しあう苦難の道が途切れぬように
14
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灰色猫
もうだれも君を里子にしないから無理に良い子にしなくていいの
9
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横井 信
長梅雨の雲を抜け出し満月は真夏の夜を明るく照らす
15
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滝川昌之
儚きは薄日が落とす蝶の影 羽化も乾かぬ舞いの危うげ
19
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ななかまど
この姿われかも知れず屑米を食い損ねてる一羽の雀
14
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トウジさん
待つだけは 寂しかろうぞ 絡新婦 派手な衣装で 旅に出ずかや
7
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舞
「かんたんな介護の手引き」立ち読みす書店の隅の老い人の背
9
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名鈴
楠脳と 木箱に眠りし 麻の蚊帳 蚊と雷から 子等を守りけり
12
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KEN
水底に 軻遇突智眠る 碧の沼 海と洋風 舞ひ踊る夏
9
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桜田 武
公園でそっと摘まむ自然の命「後で放して」とトンボを孫に
5
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桜田 武
僅かだが葉陰に見ゆるブルーベリー盛夏の初採り青さ眼に染む
7
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桜田 武
もし可能なら亡き犬の盆帰りリード持ちあの散歩もう一度
8
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横井 信
白黒の夢を見ている日常は空回りして行ったり来たり
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