夕夏のお気に入りの歌一覧
夏深
故郷の海は光りて懐かしき思いこみ上ぐ山路抜ければ
14
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春一期
ぱたぱたと洗濯物が風に舞ひ春一番の訪れ感じ
10
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横井 信
週末の予定を浮かべ窓際でそっと握った冷たい手すり
13
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洩矢転石
春の午後ぼくにはぼくのひさかたの雨には雨の言い分がある
5
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舞
とき経ても変わらぬままの面影の名こそ忘れぬ片恋のひと
13
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び わ
故郷を遠く離れて八十路過ぎ想いは廻り浮かびくる影
8
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横井 信
鉛筆を握れば浮かぶ言の葉のそっと逃げてく春めく日差し
14
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千映
同窓会母校の傍の居酒屋と案内はがきに校歌鼻歌
10
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青き銀椀
白梅ののどかに咲いた団地より親子買ひ来る駄菓子屋さんへ
7
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滝川昌之
美味い酒 選べるようになった頃 俺は青さを手放していた
16
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ななかまど
一生とは夢とうつつの砂時計ガラスの中の細きながれよ
11
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横井 信
雪の舞う朝に遅れた太陽に向かってそっと広げた両手
9
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只野ハル
雨音に浅い眠りを醒まされて忘れてた過去ふと思い出す
15
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横井 信
春を待つ夢見ごこちの枝先に冷たい雨のしずくがひかる
14
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蔓葵
かすみしく三輪のやまもと思はずはのどけからまし春のあけぼの
10
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蔓葵
昨日今日なほきさらぎと思へども衣手かろき春のあけぼの
9
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蔓葵
有明の月もひとつにかすみゆくたれすみがまの春のあけぼの
8
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うすべに
ひとときの雨がのこした水たまり 所在なさげに青空うつす
11
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名鈴
前の犬 いまだ手元で 供養して 仔勧めらるるが しばし飼ふまじ
12
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里香
思い出は ずっと覚えていたいもの 大人になるため色あせるもの
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