緋色のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
食パンのみみが額ぶちになっていて卵料理が笑っている絵
2
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詠み人知らず
どこまでが前歯なのかと考えるついでに窓をピカピカにする
3
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七色コイン
文を書く用意をすれば壊れたる万年筆の長き齢よ
15
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まるたまる
ラッシュ時の朝の電車で私だけ夜の明けない酒臭い息
8
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たんぽぽすずめ。
良き空を一度は知って地に咲けば子らへの風を待つやたんぽぽ
17
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一
息吸って吐いての順が逆になるくらい泣くから覚悟しなさい
7
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たつかわ梨凰
思うより空は遠くて秋晴れにああ、届かない人だと悟る
21
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たんぽぽすずめ。
飛び込めど山女魚を逃がすかわせみの飛沫は恋の涙の如し
17
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恣翁
美しき 侮蔑を帯びし 横顔を 見せてモデルの 蒼褪めて立つ
22
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ふきのとう
墓地近く誰が植えたか曼珠沙華「再会」の待つ人ぞ恋しき
13
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たんぽぽすずめ。
目の下の割れをボンドで付けたけど雫が残り目立つグラサン
9
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敷島ヤマト
囁きを忘れてしまった私たちカラオケでしか愛を知らない
8
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あんて
宙を舞う ウスバカゲロウ 僕達は空になっても生きてはゆける
8
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高島津 諦
ファンレターのふりをしているラブレターのふりをしているクーデターです
2
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でくのぼう
薄紅葉遠山そめて三陸の故郷燃やす悲しき焔
16
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紫苑
木犀のかをりを愛でつ抵抗の詩をば教へし君をこそ思へ
10
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大獏
満ち足りた世界に住まう音楽にノイズのような助けてを聴く
13
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リンダ
深々と救急隊員に頭さげ日の出の前の空気冷たし
8
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舞
帰宅路の道端に鳴く虫の音は早く帰れと妻の声する
8
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聴雨
月けぶるけし炭いろの秋の夜の思ひは闇の淵にしづめむ
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