風橋 平のお気に入りの歌一覧
のんぼう
今だって大好きなんだよ、本当は。許されるなら抱きつきたいよ。
2
もっと見る
詠み人知らず
そこにあるコップがぐらりと横になり藝術が今動き出したのだ
9
もっと見る
詠み人知らず
元町の外れのパブでは上等のビフテキを出すともつぱらの噂
2
もっと見る
あまおう
脚を組むヒールが触れて「ねぇ」と言いミルクがゆっくり溶けてゆくカフェ
21
もっと見る
忘れ路亭
ただ、ただ、と 我が声奪う 文きたる 別れと感謝と 黒い縁どり
2
もっと見る
紫苑
湯気の立つカップに慰めらるる日は雨のむかふにハチローのうた
9
もっと見る
うめこ
待つ人も無く待つ振りの中空の白々冴ゆる夜半の月かな
4
もっと見る
詠み人知らず
異国語の飛び交う地べた歩くとき ここが彼らの都ぞと知る
13
もっと見る
鵜飼寅彦
栗色の肌に抱かれし玩具箱錻力の板に映る夕照
3
もっと見る
東娘
水のなかは光と影がゆれていて胸びれにきみの声はとどかない
31
もっと見る
やましろひでゆき
けいさつにいふな お前の心臟の約半分は預かつてゐる
1
もっと見る
酒井景二朗
憂鬱に噛み付かれたら血を拭へ 使ひ古しの夢の端切れで
3
もっと見る
とうへんぼく
渡り着て伊豆大島にねころべば富士より高き明日葉の群れ
10
もっと見る
詠み人知らず
家族には鉄人なのだと言ってある 鉄の人なら酸素で錆びる
11
もっと見る
みやこうまし
西日差す樹林を行けばきらきらと枯葉落ち来ぬ光に揉まれ
13
もっと見る
舞
ひと息に呑み干す酒に味はなくただ酔うために忘れるために
9
もっと見る
桜園
稲藁を燃やす匂いに包まれて見上げた空を雁の飛び行く
22
もっと見る
南 骸骨
秋なのに実を付けぬ木が校庭のジャングルジムに影だけ落とす
11
もっと見る
夏恋
久々に会心の出来で型を決め努力の型と師範の言葉
5
もっと見る
宮岡絵美
好きなおかずばかりのランチ晴れてをりテントウムシとあの子の話
2
もっと見る
[1]
<<
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
>>
[45]