白川剛のお気に入りの歌一覧
七色コイン
おはようと犬に話して歩く道 ひいふうみいよ哲学の道
11
もっと見る
大獏
胸触れる幽かなものの冷たさは冷たさゆえに温もりを欲し
3
もっと見る
芳立
あふれけりかへらぬ夏のあかねさす君の笑まひのかげに涙は
1
もっと見る
紫苑
炎よりほかを映さず海へだて眠る双眸閉ざされずあり
13
もっと見る
悠々
敗戦の声幾万の残留児・澄子孤児のたたかひけふはじまりぬ・悠
18
もっと見る
白亜
終はりゆく定めと知りて激しさは涙へかはる蝉時雨かな
15
もっと見る
三沢左右
たおやかな指先ひとつ紫に染めてもぎ取る葡萄ひと粒
24
もっと見る
まるたまる
こっそりと線路を挟んでバイバイをしあったホームは今は地下駅
12
もっと見る
ゆうくん
忘れ子が 母住みし家に 眠る夜 何故か二つの 影が見えると
2
もっと見る
舞
真夏陽も照らせぬ陰に紅ひに濡れし花有り人の心に
1
もっと見る
浅草大将
有明に立つや混みけの市みれば小田の稔りの秋ぞ知らるる
12
もっと見る
あそびくも
珠待てど携帯カメラのレンズ越し照れて隠るる盂蘭盆の月
9
もっと見る
恣翁
一条の 黒き蜥蜴の 干涸らびは 車道の上に 光りにけむか
14
もっと見る
まるたまる
嫌いだと花占いが決めたからあなたに聞こう本当のこと
12
もっと見る
まるたまる
親指が君の名前を撫でているタッチをすれば電話は懸かる
16
もっと見る
紫苑
蚊帳吊草つと穂をひらく盂蘭盆会ひともと揺れて午後過ぎゆきぬ
7
もっと見る
恣翁
休日の 中学校の 黒板に 消し忘れたる 幾何の図の在り
23
もっと見る
聴雨
秋めくやひかりの巡る花々もかたぶく月をいだける山も
7
もっと見る
聴雨
迎へ火に誘はれ出でし今宵月おぼろたゆたふ秋色をして
11
もっと見る
白亜
君からの着信告げる明滅の青がひやりやさしい 真夏の夜
14
もっと見る
[1]
<<
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
>>
[31]