舞 のお気に入りの歌一覧
音弥
浴室に柑橘の匂い立ち込めて柚子は主役と湯船で色めく
15
もっと見る
ななかまど
しなやかに重みをかけてゆく雪のしなるこぬれの赤き南天
17
もっと見る
うすべに
夜更けには雪になりそう 寄り添ってあいあい傘ゆくイヴの街角
10
もっと見る
横井 信
ひと歳の風を感じて早朝の痩せてく月を見上げて歩く
11
もっと見る
茂作
いとほしや嬰兒に添ふ母のごと 老婆は冬菜を飽かず見つめる
19
もっと見る
ななかまど
手と足の柔軟ためす寒き朝マリオネットの節おもいつつ
11
もっと見る
うすべに
里山によせる年の瀬 青竹を伐る音聞けばこころはなやぐ
11
もっと見る
御宿川蝉
もみの木に 飾りもなくて 夜も更けぬ 孫の聲無き 部屋の寒さよ
12
もっと見る
只野ハル
さようならすべてのエヴァンゲリオンとまた一緒に言ってる暮れの夜
5
もっと見る
ねむい
独りでは身に付けられないアクセなどを他者と繋がる御守りとする
6
もっと見る
滝川昌之
来週は残務早めに片づけて歳の市など妻と歩こう
14
もっと見る
び わ
ぽかぽかと家内揃えた冬用のシャツ身にまとい散歩も楽し
7
もっと見る
きくゑ
ビーグルの多頭で散歩揺れるしろ尾の先ぴんと誇らしく行く
5
もっと見る
朝比奈
零余子なる小芋を取りて小春日に妻茹でくれし麦酒のあてに
10
もっと見る
紫草
眠剤に頼るひと夜をギヤマンの帆舟に揺られて海ばらを行く
12
もっと見る
橘
しょうもない私はしょうもないなりに悩みの中に今日も生きてる
12
もっと見る
音弥
飯会の予約は何処もいっぱいで悪戦苦闘の末に家飯
12
もっと見る
青き銀椀
夜が明けてつづく思ひを厨にて立ち尽くしても汝を読むらむ
8
もっと見る
ひげじぃ
膝上の中折れ帽に指をそえ君待つ夜へバスは急ぎぬ
16
もっと見る
名鈴
露霜の 昼は消ゆれど 夜さりには また置きにけり 我が衣手に
20
もっと見る
[1]
<<
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
>>
[653]