五穀米のお気に入りの歌一覧
紫苑
黒南風やアラン老ひにき枕辺に幸福(ボヌール)の文字はつか皺みぬ
6
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笑能子
塞翁が馬駆け抜ける浮世かな白黒統一己の加減
2
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まるえふ
終幕の余韻は女が詠めばいい男はどこ吹く風のうた詠め
20
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浅草大将
散りはてし夢をさかなに呑む夜のなにか花実がさくら水産
16
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あまおう
幾重にも墨を引きたる曇天は悲しみ溜めどまだ泣き出さず
16
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詠み人知らず
マネキンは月に晒されなお青く 折れた指から血の流れくる
37
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詠み人知らず
われかがみ己れおのれと現し身の洞に驚く呪ひ歌かな
12
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恣翁
誤ちて 柳糸に触れて水に落ち なほ瞬ける螢哀しも
21
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あき
ソラからの青い雫を受け取ってキミは色づき私は枯れる
9
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桜園
鮮やかな紅にそまりし新生姜とりだす梅雨のひそかな喜び
21
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恣翁
羽織りたる白きタオルのバスローブ はだけて 黒き恥毛窺けり
18
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詠み人知らず
さみだれて心や晴るるものならむ世事のあまたに点を打ちつつ
12
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もなca
それぞれに背負う荷物とため息をのせて揺られる終バスの中
18
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詠み人知らず
むらたけの風にさわがし笹にごり大屋根の雫の川にまじらば
15
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詠み人知らず
あかつきの風につばさをひろげたるしづかなる鵜とそこからの海
17
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浅草大将
猫ならでなどて心の舞ひはまや夜もねずみの園は見るとも
10
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舞
不思議にも人の心の儚さを頼みと思う恋迷い道
5
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風蘭
ねじを巻き再び動けいつまでも時を止めてはいられない夜
14
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紫苑
例ふれば強制改行 かたづかぬ密ごころを思ひ切るとき
5
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詠み人知らず
ちり散らふほれたはれたの恋歌もささがにかくる網のうへのこと
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