滝川昌之のお気に入りの歌一覧
麻矢
月の出を右手に置きて徘徊すソメイヨシノはどこまでもゆく
4
もっと見る
麻矢
鈴掛の秋のまだらの幹に添ひ太つてゆく月のやうにわたしだ
4
もっと見る
煩悩
もう森だとか迷わなくていい海だとか潜らなくていいドミノ・ピザ走る
5
もっと見る
舞
ひとときの吾は落人キスグレて何もかも憂く酒場の隅に
7
もっと見る
新座の迷い人
我妻の 海外旅行 写真見て 元気な頃を 思い忍ばむ
8
もっと見る
び わ
妻は言う独りよがりのばかおやじ難聴で吾聴こえませんと
5
もっと見る
KEN
夜叉五倍子と 雪消の水を 仄搖らす 何處ともなし 河鹿の戀歌
16
もっと見る
へし切
霞立つ野辺のけしきの土筆つみたる里の春し思ほゆ
21
もっと見る
横井 信
踏み込んだの春日をまとう草むらにそっと隠れる小さないのち
16
もっと見る
藤久崇
冬を堪え 倦まずて春に 咲く花の 清きうらこそ 身には持たばや
11
もっと見る
夕夏
ほうのなりたちをしらないさいばんかんがてんびんぼうをかついでる
4
もっと見る
麻矢
淋しいとか思つてゐるの隅田川夜明けの小鳩が首傾げをり
2
もっと見る
麻矢
友に逢うように花見に出かけよう一年ぶりの親しさ持ちて
3
もっと見る
葱りんと
愚痴を吐くあなたの姿に安堵する 張りつめないで 何でも聞かせて
10
もっと見る
夢士
空青き白木蓮の咲き出づる里山の春孫の卒園
11
もっと見る
うすべに
夜の駅 似た足音に振り返る きみの背中をまた探してる
13
もっと見る
縫
うたう声こころに届け解く君を好きでいたら人生が明ける
5
もっと見る
行宮偏(仮之名)
この一夜これなる月の昇りきて 春の朧を明かにせんか
9
もっと見る
清淡
白梅をあなぐる夜道に見つからず 見上ぐる空に上弦の月
7
もっと見る
可不可
脚が長くても短くても二人あるくリズム揃って来るね
7
もっと見る
[1]
<<
1445
|
1446
|
1447
|
1448
|
1449
|
1450
|
1451
|
1452
|
1453
|
1454
|
1455
>>
[2888]