桃山のお気に入りの歌一覧
シダ
蛍火のあきにつめたきつゆ食までやがて消えなむ残りびと見ゆ
2
もっと見る
シダ
破れ寺の夕の茜に焼かれをり音なふ鐘をつくものもなし
6
もっと見る
灰色猫
幸せに微笑みあえる夢を見て傷つくだけのふたりだったね
16
もっと見る
名鈴
枕辺の 夜も隠れぬ 柚の香り 恋ふる思ひも 増して溢らる
7
もっと見る
名鈴
飢ゑし子に 一食なりと 供せねば 学びの実り あるべくもあらず
9
もっと見る
ななかまど
格子木に風のとどまる神無月ラーチの路は金に輝く
15
もっと見る
び わ
薄月に朝陽挨拶にっこりと後は私にお任せあれと
8
もっと見る
横井 信
上弦の月のかがやく夕暮れにかそけき冬の落ち葉の調べ
18
もっと見る
シラサワ
暁に焼けるビルには目もくれず手元のみ見る東京の朝
14
もっと見る
岩本菫
我の辞書にはない 愛という言葉親に頼らず 自分で掴む
3
もっと見る
橘
うたのわの歌を残らず読み終えて吾は一端の歌詠みとなるか
7
もっと見る
ねりこま
とつぜんの残業終えて夜半すぎマフラー・マスクの隙間に木枯らし
5
もっと見る
つばす
紅葉す桜ケヤキが舞い落ちる 静な時を佇み魅入る
3
もっと見る
橘
飛び立てば行方も知れず去る子らを懐かしむのは母ゆえと知る
13
もっと見る
横井 信
柔らかく朝陽に染まる冬の田に眠るみどりの小さな命
14
もっと見る
さいおん
足引之 辺山波 近為 一坂越而 公目欲
10
もっと見る
KEN
雁之鳴は 瀬音の闇に 沈みけり 星の導の 見えぬ霧の夜
15
もっと見る
舞
過去の夢夢見て覚める夜半深くたゆたう魂の行くへ知らぬも
9
もっと見る
片井俊二
ひとひらの枯れ葉の散ってゆく秋の時間を止めるその蜘蛛の糸
8
もっと見る
名鈴
逆らひて 仇をなさむと する鬼は 海山のみに 潜むものかは
15
もっと見る
[1]
<<
133
|
134
|
135
|
136
|
137
|
138
|
139
|
140
|
141
|
142
|
143
>>
[143]