弥栄成就のお気に入りの歌一覧
ななかまど
核の剣いまだ納めぬ大国の空につながる広島の空
15
もっと見る
灰色猫
この世には私だけしかもういない燃えゆく蝉の残響の中
14
もっと見る
青き銀椀
風がまま空き地に来れば広ごれるエノコログサの茂くゆれつつ
10
もっと見る
祈り花
紅の花びら處々に傷を負ひ俯き咲きぬ葉かげの椿
7
もっと見る
祈り花
遠き日の海の香りの懷かしく今再びの翼を慾す
8
もっと見る
祈り花
日暮れ待つ時の長さを慈しみ茜の空に亡母を忍ぶ
10
もっと見る
緒川みるな
見上ぐれば富士の高嶺の上に浮く 葉月滿月 可惜夜の月
7
もっと見る
灰色猫
月影に愛され生きる一匹の怒りを吠える狼であれ
13
もっと見る
横井 信
空まわりしている夏の風ぐるま 揺らぐリズムは夢の入り口
16
もっと見る
KEN
灼熱に 靜かなりけり 百日紅 八月六日 汗を拭へば
16
もっと見る
恣翁
晩蝉と 集く草虫 夏惜しむ朝の 命のハーモニーかも
14
もっと見る
名鈴
火に焼かれ 野に晒されたる その屍 目のあたりなれ 原爆ドーム
18
もっと見る
舞
ヤーヤドーォの聞こえぬ夏のなぬか日の秋風近きつがる平野に
8
もっと見る
青色銀河
花の降るやさしい夜にぼくたちは膝を抱えて夜明けを待った
10
もっと見る
時定
この世にて、唯一、幸と呼べるもの。幼き娘がひざで寢る日を。
7
もっと見る
里香
眞つ直ぐに立ちて背負ひていざ進まん 時計の針に悔い殘さぬやう
7
もっと見る
里香
己が身に打ちのめされて倒れても立て笑え歯をくいしばって立て
5
もっと見る
水紫
動くにも考えすぎて動けない迷ってできない最初の電話
7
もっと見る
水紫
古の橘の花今も咲き永遠に思い出すあの日の思い出
4
もっと見る
水紫
和歌というあの子に宛てたプレゼント素直な喜びその心に恋
6
もっと見る
[1]
<<
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
>>
[55]