灰色猫のお気に入りの歌一覧
艸介
虫の音は窓の外より響きをり いやちょっとまて中から聞こえる
12
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薪
白湯コーヒー白湯白湯コーヒー白湯コーヒー きみの矛盾の一部になりたい
3
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茂作
ただす森 鴨のいをりのうつれども ただに變はらぬ清き川水
16
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KEN
綿毛へと 夢を紡ぎて のぼろ菊 風の形を 空に描かむ
13
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ななかまど
秋冷は虫のいたずら簾より漏れる熱波は砂漠より来る
12
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小林道憲
病院の待合室に黄蝶の 何をつげむか ひとつ舞い来る
9
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夕夏
わがくににせめいることのなきようにというしんりゃくこくのたわごと
3
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横井 信
秋の夜の長い読書の疲れ目にちょっと厳しい残暑のひかり
8
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茂作
くくどうどう くくだうだうと鳴きにけり 友戀しきや山ばとの聲
14
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バジル
柔らかく弦は擦れてバイオリンの音色は世界を縫い合わせゆく
16
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Aquarius
ゆでたまご夏の熱さにひびが入り中のマグマが吹き出してくる
4
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ななかまど
尊きは生きゆくための覚悟なり父を見送る孤児のまなざし
19
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薪
禁煙を守れなかった日の君は迎えに来たがる 叱られたがりめ
5
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舞
窓鏡服着る君をなんとなく盗み見してた余韻のなかで
9
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KEN
我が恋ひは ここに有りとぞ 舞ひ散らむ しじみの片羽 歌文字の上
11
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さえね
一匹の虫が命を閉じしこと夜の秋風われに告げたり
3
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入山夜鷸
恋ふる音も すずしさをまつ 草叢に 故立つ秋の 風や吹くらむ
5
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音蔵 雅秀
友よりの 暑中見舞ひに子犬の絵 何か見つめる目姿の良し
6
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夕夏
かたわらにぶらっくほーるたずさえてしへとむかいついきとしいける
3
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草木藍
またひとり島の歴史を知る人の逝きて埋もれる戦争の記憶
7
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