白川剛のお気に入りの歌一覧
大獏
腐葉土のにおい消えゆくこの街に家路つらつら秋刀魚が香る
38
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光源氏
流れゆく心の影に風は吹き夢の名殘をしのぶ夕暮
11
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悠々
なすとまときうりにんじんまくわうり夏のはたけは戀まつさかり
18
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恣翁
ゆく夏を 惜しみて鳴くや 蜩の 聲聞く朝に 秋ぞ来にける
16
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光源氏
吾が涙慰めかねつ新盆の池田の山に照る月を見て
11
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恣翁
久々の 路面吸ひたる 涼雨にも 凋みし儘の 鉢の朝顔
23
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ケンイチ
名も知らぬ人を残して朝焼けに紛れ発ちゆく行方なき旅
18
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螢子
木洩れ日がふたりをつつむ城山の樹々が見守る初夏の恋
14
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舞
八月の 蝉如何に鳴く十五日ただ青空の果て無きと聞く
12
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芳立
此の岸に迷ひも永きうつせみのよの闇に照れ盂蘭盆の月
13
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Coo
対岸で手を振る人との間には渡れぬ河と渡らぬ河と
4
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卯月
命とは何なのでしょうトーストに開けた窓から求める未来
6
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卯月
あたらしいビーチサンダルうれしいな おうちの中でピコピコ歩く
13
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聴雨
いざよふは月のみに非ずこの秋や空音の如き蟋蟀ひとつ
10
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紫苑
寂しいと呟くひとと語らひつ真夏の午後はたひらかにあり
15
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光源氏
日ノ本で終戰記念を行へどいまだ歸らぬ英靈の骨
9
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あそびくも
にはたづみ流るる涙つかの間に行く青空のあとをのこして
23
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浅草大将
靖国も風のやしろとなりぬべし今日ふる郷へ魂をかへせば
9
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まるたまる
みずたまるクアラルンプールのスコールは萌え出る胸の高鳴りに似て
5
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まるたまる
はまなすの赤き実生れば汗ばんだ君のうなじに涼風ぞ吹く
13
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