詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
桔梗鈴
新珠の年の初めの日溜まりに鳴くよ鶯春の都に
3
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夢士
今ここで「落としましたよ」と恥ずかし気小走りで去る少女に感謝
11
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萱斎院
むらさきの横雲さして翔けりいぬ 鳥の影うき春のあけぼの
11
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神田央子
弱音吐くことにも體力要るみたい腑拔けのままに起き上がれない日
12
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名鈴
大地は 常しへならむ 伝言は 誤りならむ 里はよも消えじ
11
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ななかまど
忘れたきことの一つの災害を忘れぬように末々までも
15
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夕夏
こうふこうたったひとつのねがいごといずれのときもじかんよとまれ
6
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林林
空き容器そんなに積んで一人居はそんなに寂しかろうか父よ
20
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ななかまど
老二人ときに気配を消して居る言い争わぬ鴛鴦のごと
18
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夢士
盃に屠蘇酌み分けて祝い酒残す伝統孫に伝えむ
12
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KEN
雪の如 清くもなれず 雨の如 流せもせずに 霙に濡れる
13
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林林
梅の枝に蕾のあかちゃんぽつぽつとそれぞれの冬を耐え抜いて、今
18
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名鈴
いかばかり 子を思ふ情け 深からむ 焼け野の雉 夜の鶴とや
15
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滝川昌之
疼くのは古傷でなく季節(いま)の傷 指先割れて寒染みる傷
17
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KEN
寒き夜の 恋のみだれの 後のやう 騷ぐ雲間に 月の白肌
13
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へし切
ぬばたまの夜もふけゆきて氷雨ふる雲井はるかは雪にやあらむ
20
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舞
雪道を歩むおさな子一歩毎足元見やる手つなぐ母は
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名鈴
朝まだき 暗く冷えいる 小正月 邪気を払はむ 小豆粥召せ
15
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滝川昌之
冴え冴えと夜鳴きそばなど響くから締めにするかと急くコップ酒
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夕夏
うたならばなんでもよいとおしえられなぜかよめないよいうただけが
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