葛城のお気に入りの歌一覧
恣翁
炬火の照らせし闇は 異様にも 色を鉛の昼に変へけり
16
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緒川みるな
柚子の香の冬至の一日過ぎしかば鄙の御山は夕陽の南瓜
5
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名鈴
儺遣ひの 後の逢瀬を 頼みにし 今より弓矢で 鬼払ひたし
17
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ながさき
生命が 永遠なれば 「生」と「死」は 表と裏の ひとつの姿
11
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名鈴
今宵より 長かる夜は なかりけり 朝もどかしく 待つ侘び寝かな
12
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KEN
邪鬼蹈みし あうら凍えん 毘沙門天 雪に夕闇 帳の下りて
12
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さいおん
今宵従 長刈夜波 雖無 日入程波 早遅乍
12
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さいおん
見難志 星乃光波 只管尓 吾乃心乎 導之如
5
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灰色猫
太陽に焼かれし砂を踏みしめば真夏きたりとその熱に知る
10
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Chico
八百萬 積み直すともらしくある 賽の河原のジェンガのごとく
10
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シダ
うす雲のこころもとなく遠ちに見ゆ風にながれてかくるるのみか
5
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シダ
全智もて全宇全宙見果つれど全き無のみぞかけて見まじき
2
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シダ
困難に困惑の果て困窮し困つた人と人に呼ばれつ
1
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び わ
さらさらと川は流れて淀みなく今年も既に師走と成りぬ
10
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舞
「ねぷた」小屋 立たぬ空き地に蝉の声虚しく過ぎて雪降り積もる
6
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ながさき
淡々と 開けゆく空に あくがれて ごうしちごうの うたを 詠みたし
13
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さいおん
重見乃 頁尓吾乃 頓流波 哥片哥乃和 雨葉波録
4
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灰色猫
海よりのえびす持てなす漁師ども竜宮からの幸を崇むる
7
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朔夜
一年のいいもわるいも呑み込んで百と八つの煩悩の鐘
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恣翁
溜息をつきあふごとく かさかさと 枯れし花托をうなづかせけり
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