詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
工藤吉生
空調が紙ナプキンを飛ばしてく 生きやすいってどんなんだろう
8
もっと見る
秋日好
あどけなく見えても顔出すひな鳥は兄弟の肩踏み台にして
19
もっと見る
KEN
しのぶ山月無き夜半の黒翳に染みる鳥の音何を求むや
13
もっと見る
柏木 月
失って改めて知る偉大さを貴女の娘であってよかった
12
もっと見る
横井 信
子は眠る かわずは遠く鳴きにおり窓ふる風の優しい調べ
12
もっと見る
横井 信
水無月の光を受けて飛ぶ鳥に尋ねましょうか風の行方を
15
もっと見る
滝川昌之
芽の出ない朝顔の種 種だった記憶を消して土へお帰り
24
もっと見る
あさみゆき
青空を 真直ぐに飛びし 燕 青布裁ち切る 鋏の如く
12
もっと見る
詠み人知らず
むくつけき白に茶色の猫は居て陣屋跡への山道ふさぐ
4
もっと見る
西村 由佳里
けんめいに下山すれどもまた止まるごめんねママはヘタレなのです
6
もっと見る
半格斎
冬耐へて さ庭の隅の鉢植ゑの 莓は赤く色づき給ふ
20
もっと見る
詠み人知らず
長いトンネル 歩いて抜ける 耳すます 私ひとりぢゃ莫かったんだ
3
もっと見る
石川順一
大輪の紫陽花二つが入れられて花瓶のカーブもなまめき出しぬ
13
もっと見る
千映
布団から離れた瞬間吾の体軽いと感じ今朝は元気だ
14
もっと見る
煩悩
雪を丸めて投げた国境の向こう君に読んで欲しい本があった
7
もっと見る
幸子
今といふ時楽しむは未来へも橋掛くことなり 子らの球弾む
11
もっと見る
舞
車椅子乗る母を押すその子にもともに白髪の時はふりつつ
22
もっと見る
夢士
日陰追いのたりと動く野良の猫なつ草刈りの吾を横目で
15
もっと見る
へし切
その漢 片手に算盤 事あれば 腕に覚えありとや 風の剣
15
もっと見る
横井 信
語らいの間合いをそっと見計らい水に浮かんだ氷をつつく
16
もっと見る
[1]
<<
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
>>
[171]