夢士のお気に入りの歌一覧
うすべに
ぎこちなさ からり見守るはなみずき 父と息子の公園の午後
9
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横井 信
目の前をふわり横切るあげは蝶 汗を拭きつつ夏めくひかり
12
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KEN
花かつみ 仄かににほふ 白縹 木隱れの風 幽く触れて
10
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吉野 鮎
初夏のためらひがちの陽のひかり 爽やかな風の愛しきは汝よ
10
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舞
シャボン玉追う幼さな子の手のなかに弾けて消える虹二つ三つ
10
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名鈴
魘はれて 怯え目覚めて 息延ぶが 悪しかる夢の 未だ纏はる
7
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蔓葵
うつり香もうすくれなゐになりにけりあかぬ桜の花のまにまに
10
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紹益
葉桜の 季節来る度 偲ばるる 若葉名乗りし 君の俤
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芳立
星ひとつ見えぬ夜ながら明けみればみどり濃き野に風あらたなり
11
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ななかまど
ぴーとろり鎮守の杜のぴーとろり記憶のぞけば父はは若し
10
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KEN
吾妻峰の 雪消を伝ふ せせらぎの 声は懐かし 哀しむ程に
10
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横井 信
退屈な小さな部屋を飛び出して入道雲に向かって歩く
12
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夏深
突然の稲光さえ暗闇に差し込む光であれと祈るや
14
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舞
豊平の清し流れは花待ちて今目覚めんと北のはや春
12
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青き銀椀
月も又雲に隠れば明星もやがて隠るる西の空哉
13
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滝川昌之
熟れ時を知らせるごとく琵琶の木で つつけ、つつけ、と呼ぶ四十雀
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萱斎院
わが宿の山桜花咲きにけり 来ぬひといはじやがて散るとも
10
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うすべに
まちかどの青空似合うはなみずき 人のにぎわい夢見て揺れる
10
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横井 信
またひとつ季節の過ぎる家の中 冷たい水をぐっと飲みほす
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露草
君逝きて声も姿もなけれども共に生きるとわれ誓いてし
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