恣翁のお気に入りの歌一覧
ななかまど
幾たびの雪を眺めてきた日々を懐かしむごと猫柳立つ
20
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トウジさん
置き土産弥生が残す底冷えを肴にして飲る熱燗一本
12
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シダ
山はだの早蕨の香を告ぐる風聞くべき人の已になき春
10
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音蔵 雅秀
歌声に 身体くねらせリズムとる 心の内より君は楽しげ
2
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音蔵 雅秀
春嵐 右に左に いたぶれど 懸命に耐ゆ 椿一輪
7
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茂作
そらまめの花を結びて伸びのびと ひと日一日に空に近づく
17
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兎桃
妻や子と分けあい食べたパエリアの香り懐かしカサデフジモリ
5
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美生子
君と見る桜吹雪の向こう側雲は流れて空へ散りゆく
12
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仙人の弟子
古都の夜の 宿の池辺に 鹿ぞ鳴く 春の嵐を 愁うが如し
11
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ななかまど
黒土に注ぐ春光やわらかし畑を起こせば蚯蚓が笑う
17
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ゴンちゃん
青垣の木屑の山道ふかふかと松枯れ残す春はおだやか
5
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横井 信
公園の花咲初める植え込みに忘れられてる小さなボール
12
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兎桃
年ふりて方々毀れし貴船社に吾の直した鬼瓦上ぐ
5
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只野ハル
漆黒のミニ褌を付けた漢の白い鼠径部艶めかし
1
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只野ハル
冬寒に首すくめてた肩の凝り春の陽射しに解れてほしい
5
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へし切
床の間に ひと足先に花が咲く 春を装ほふ一幅の掛け軸
15
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夕夏
かたくりのはなめのいでてまるよっかかんのもどりにいまだひらかず
4
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舞
古き日に惚れた女の生まれ日を思い出させて春こぬか雨
14
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継海
チューリップ舞妓の如くおちょぼ口緑の袖を揃いて開く
8
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睡密堂
ロウソクの芯のジジジと鳴る音はいのちの声か小さき炎
9
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