横井 信のお気に入りの歌一覧
河のほとり
落ちつもる木の葉にいまだ見る色をしばし名残の秋とながめむ
14
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河のほとり
夕間暮れ港も知らぬ島影に漕ぎ隠れゆく遠の釣船
13
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緒川みるな
騷がしきネズミ年の瀬迫り來るネズミ一疋泰山動く
5
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名鈴
よきものを 共に眺めて 守り合ひ うち語らひたし 許さるるなら
30
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タイベリアス
いくたびもあいうえおひょうを振り返り曇る鏡に名を書く幼子
5
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桃山
いきなりの寒さに竦む裸木を包む真綿に見える雪かな
10
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橘
どれかひとつ均衡くずれ愁訴あり体の信号見落とさぬよう
7
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舞
なにも無き父母の形見か真そ鏡にたる面影にたる笑み顔
7
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び わ
散歩道家内と手つなぎことことと今日も快晴気分爽快
4
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シダ
はこべらにかけし思ひもはや果ててこのみぞおちの重しのひとつ
3
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灰色猫
誰しもの美しき花ではならねども種を抱きて花を生きたり
14
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灰色猫
一度でも覚えたものを忘れずに誰かの役に立ってゆけたら
10
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灰色猫
メタリックカラーに染めし猫っ毛も洗ふとやをら白髪となる
11
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灰色猫
もし薔薇に棘がなければ一流の庭師はきっと相手にしない
10
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灰色猫
白髪の顔赤らめし父思ふ子守りの柿に積もる雪かな
10
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KEN
雪ごろも 重ね着籠る 櫻かな はだえの内に ほむら祕めつつ
9
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名鈴
庭は先ず万の用に立つ様に 広く平らかなるを旨とす
7
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千映2
重たげな雪を冠った木々たちに試練も偶に味わい給え
4
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千映2
離れてるあなたが傍にいるようと嬉し言の葉雪道駆ける
4
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うすべに
すれ違う車の屋根に雪帽子 白く北山近くにせまる
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