加祢のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ほりたての筍ゆがいた木の芽あえ夫の好物晩酌すすむ
12
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恣翁
春の日の 鳴く鳥も無き 椽に座し 飽かず眺むる 幽かなる山
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恣翁
時計さへ 微睡むやうな 春の午後 曳かれし船の 波止に繋がる
22
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恣翁
凱風に 亡母の苦労を 偲びたり 我生前に 安んずる莫し
22
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トーヤ
半径が詠んでくごとに広がって出会えたことで歌の輪となり
7
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トーヤ
越えるのは無意識のうち要るものは壁を蹴飛ばす好奇心だけ
9
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悠々
戀に生きて戀に死なむと願ひしが腸を患ひ糞詰まりとなる
14
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悠々
散る花の地に着くまでを見とどけてわれも往かなむ涅槃の園生
23
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悠々
ちちははを泥に呑まれし児らの春瓦礫に佇ちておらぶ声悲し
25
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ほたる
ぬばたまの闇夜の色のインクなら不埒な恋の歌も美し
11
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ほたる
シトシトと雨降れば夜はシンシンといくつものオノマトペ流れる
9
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ほたる
雨の日は一輪挿しの壜になり窓辺で静止の時を過ごそう
7
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ほたる
白いシャツ眩しい人が万緑の深さに塗れわたしに届く
10
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由良
ひと休みしたっていいよ長い道だけど決して あきらめないで
9
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リンダ
砂の上ぞろぞろ歩く蟻のようちっぽけだけど大切な人
11
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卯月
休日は掃除洗濯忙しく頭痛を口に出すのはやめる
6
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白亜
横たわる闇の深さに慄いても 明日を紡ぐ術を知りたい
16
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猿ノ丞狂介
うば桜咲き狂ひたれ老いらくの恋ぞするらむ道まがひても
4
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紫苑
寡黙なれば知らず過ぐしき胸に組む両手に包み持ちてゆくもの
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紫苑
疎ましと思ふ日もあらめ精薄のおとうとを持つ義兄たる日々は
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