みをつくしのお気に入りの歌一覧
灰色猫
爆撃が落ちて来たなら笑おうか怖くないから怖くないから
7
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灰色猫
人民の人民による人民のための政治で飢える民草
9
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KEN
枯れ尾花 血糊に錆びた 太刀の如 夜明けの雨に 冷えて黒々
10
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横井 信
冷え込んだ冬の大地へひかり差す厚い雲から天使の梯子
12
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滝川昌之
「ミシン目」は縫った糸目の形にて「切り取り線」との真逆意を得る
16
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竹にうぐいす
寒空に 頬挟むのは 冷たきと かこちつる手に いたづら心
8
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ななかまど
一日の仕事を終えて穏やかな顔が写れる今日の手鏡
12
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名鈴
親のみが 聞き得るかそけき 音ぞする 愛子の形見 入れたる小箱
10
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夏深
一つづつローカル線は誰かが捨てた故郷をなぞって軋る
7
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舞
ランドセル揺らして走る子どもらの吐く息白し霜月の朝
7
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び わ
食事終え御馳走様と手を合わす今の幸せ思いて感謝
7
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横井 信
晩秋の朝陽に向かい踏み出せばかわいた風に枯れ草はなく
9
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滝川昌之
遠吠えは痩せ犬にして冷え込んだ欠ける月夜の路地裏にある
18
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竹にうぐいす
楫なくて わたりわづらふ 天の川 守を頼まず 隠せるはわれ
5
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ななかまど
染められて今年の赤に染められて紅葉まばゆし巣ごもりの日々
7
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ガビー
こんなこともあんなこともあったねと 時間を巡る十年日記
7
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名鈴
詭弁だな「ただ許される発狂を正常と呼ぶ」彼の言こそ
7
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夏深
北からの便りは危うい季節の到来告げて小春に影さす
5
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灰色猫
病床の母の薬を買うために臓器を売って死にゆく少女
11
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舞
風雪に磨かれ来たる老夫婦やや似たる顔共に寄り添い
7
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