艸介のお気に入りの歌一覧
千葉 甫
長引いた夏も終るか来る風の俄かに肌へ沁みる今宵は
10
もっと見る
小林道憲
秋が来て 戸ごと窓をしめきりぬ 人声絶えて 夜ぞわびしき
8
もっと見る
ななかまど
口数の多き友逝き窓にさす光の縞が床に伸びおり
16
もっと見る
燕子花
私だけ そうではないと伺へど 手に握るのは一輪の薔薇
8
もっと見る
さいおん
久方 継零敷 此雨者 明日朝毛 路乎将濡
13
もっと見る
茂作
訪ねきて遠野の里の曲がり屋に 座敷童子の影や探しぬ
16
もっと見る
へし切
秋の野に尾花くず花咲きにけり まねきとどめて道もゆかさず
18
もっと見る
洩矢転石
卓上のしょうゆの小瓶に言うように「嫌いになったわけじゃないのよ」
4
もっと見る
洩矢転石
「じゃあね」って手を振り帰っていくきみの向こうで光る青い逃げ水
36
もっと見る
灰色猫
画用紙やインクの香りに包まれるためだけにゆく文房具店
12
もっと見る
茂作
白玉が消えぬやうにと近づきぬ 淡きあやうし秋萩の花
17
もっと見る
舞
一日の温泉旅行思い出をもう幾日か語り過ごして
8
もっと見る
音蔵 雅秀
道外る 恋に迷いし その昔 幸せなりや あの女性は今
12
もっと見る
小林道憲
子を案じ眠れぬ夜はことさらに 闇のしじまに息をひそめぬ
10
もっと見る
洩矢転石
瓦斯灯が点く瞬間をきみとみた運命なんて思ったりした
2
もっと見る
詠み人知らず
満月を 眺めた君の 感想は 素直に好きと 言える眩しさ
11
もっと見る
KEN
月の燈を 濁す確かな 不確かさ 風にさらされ 乱ふ雲かも
11
もっと見る
音蔵 雅秀
一匹の コバエちょこまか煩はし 構え待てども敵もさるもの
3
もっと見る
灰色猫
紅の蝶が羽ばたくささやかに涼しき秋の風を生みつつ
2
もっと見る
洩矢転石
秋風に吹かれたきみのさよならがいつもと少し違う気がした
6
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[51]