艸介のお気に入りの歌一覧
さいおん
あかときに 雲は棚引き ひさかたの 我が欲る月は またな昇りそ
6
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恣翁
逃げてゆく夜よ 見せなも 安らかな匂ひを残す夢の続きを
18
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千映2
亡き母が握った手鏡今日もまたそっと握って母とメイクす
9
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舞
地上へと星落ちてなを人々の祈りの数にまさる星空
13
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バジル
「斬り捨て」でわたしと終わらせたいくせにトドメは刺さないあなたの狡さ
16
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睡密堂
くれなゐの八重の椿の花首が落つまたとない晴れやかな日に
13
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シダ
雲ひとつ立たぬ伏見の午の日に徒とや思ひ通る雨かも
6
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恣翁
真鍮の火箸描きし 灰の上の無意味な記号 慌てて消しつ
15
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恣翁
雨音の繫き夜さへ静けくて 家人の帰国 待ちて幾夜か
11
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まほろ
貝殻はいのちのかけらと心得よ冬も終わりの海のきらめき
7
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茂作
香が誘ひ遠廻りする夕まぐれ やがてぞ見ゆる白梅の花
18
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Hatabou
図書館の空いてる席は一つだけ君のとなりの記憶はおぼろ
7
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継海
雑草を新芽も見ずに刈りてゆく花の名だけを残さんとして
5
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朝野沙耶
「ほら、月がまあるいですよ」ほんとだね、今夜もきみが主役なんだね
17
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舞
空高み 遠き大雪 山達の 白き頂 峰を競いて
8
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横井 信
傾いた大きな顔で残業の僕より早く帰る三日月
21
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滝川昌之
キンカンを頬張りながら「甘い」って子リスみたいだ炬燵の妻は
17
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さいおん
御蓋山 煙焼立 久方 雲隠乍 月昇見
17
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平瀬たかのり
文弱の徒でまだいると初恋のひとに告げたき夜の苦笑い
6
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横井 信
まん丸の月のあかりの凍りつく畑に残る雪の足あと
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