トウジさんのお気に入りの歌一覧
舞
日溜まりのベンチに独り老い人は子ら遊ぶ声聞きつ眼を閉じ
13
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御宿川蝉
葉の落ちし 枝に殘れる 柿の實に 小春日和の陽の暖かき
11
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ひげじぃ
一葉の欠礼葉書に薄墨の友の名見つむ息白き朝
13
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茂作
落ちもせず殘る山茶花色枯れて 見るや我が身に年の瀬の風
15
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紫草
金生まぬ仕事の多しその一を果たし今夜のスープを煮込む
10
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御宿川蝉
春の宵 明星寄り添ふ三日月や 在りし昔の二人を想ふ
12
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名鈴
ゆかしとて 会はれぬ親の 仄見えて 立つ雛送る 心根ぞ染む
15
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へし切
思ひかね つい君の名を呼子鳥 声なつかしき春にやあらむ
16
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ななかまど
並び立つ打算のあらぬ街灯は頑なまでにわが影を描く
7
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へし切
見つめれば こまり顔した君に似て うつむき咲きぬ 水仙の花
11
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へし切
野辺ゆかば 春は名のみにおとなひも 芽吹く千種のささやき聞かばや
12
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村上 喬
見上げれば冷たい雨が惜しむごと白い悲しみ真綿降りつむ
10
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桃山
石垣の隙間に顔をのぞかせる冬の菫の可憐なる青
12
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灰色猫
ほかほかと湯気立つ畑の畦道に芽生ゆる草と春を待ち侘ぶ
12
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へし切
美しく 花は姿にあるように 人はこころに 誠なりけり
20
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草木藍
温き朝少し歩けば汗ばみてジャンパー脱げば春の心地す
7
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吉野 鮎
遺されし戀は燠火の妖火なれ雪積む夜の無音に籠る
14
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ななかまど
どれだけを生きたら素なるわが姿うつせるだろう俗世の鏡
8
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葛城
淨璢璃の喉きかせむと慣らしをれば誰ぞ病むやと人の問ひけり
10
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滝川昌之
新婚の時もなかったペアルック妻と揃いのマスクで果たす
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