詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
初夏の風 花のトンネルくぐり抜けさまよう街に探すやさしさ
15
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青き銀椀
しゅんしゅんと湯を沸かしつつ音楽に耳傾ける春の音かな
15
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ななかまど
春天がプルシャンブルーを溶きたれば吾はちゃらぽこ詩人になれず
13
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名鈴
君に乞ふ 凍えてうずくまる我を 急ぎ抱きて 温めよ今今
11
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翠燕
無理押して 人と足並み 揃はずも 人の数だけ 進む道あり
16
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KEN
冬惜しむ 斑雪裝ひ 春惜しむ 霞櫻か 雨の山肌
17
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恣翁
濠端の一足ごとに 広ごれる夜空に 青く草匂ひけり
16
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夕夏
おもいでのちのふうけいはさまがわりついのすみかのかがみみるわれ
6
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夕夏
ころなでもすぺいんかぜのけいけんをおもいえがいてそのままにする
6
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えんとつcafé
砂浜に捨てられている揺り椅子にときおり風が座りては去り
20
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えんとつcafé
おそらくは一番長い旅なのに置いていかれた祖父のミノルタ
17
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ななかまど
あれこれと野菜談議をせし人が逝ってしまいぬ種を託して
13
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ななかまど
返信に「あざす」の文字が届きおりこれは新語かスマホでググる
11
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滝川昌之
巣と餌場 返す翼の懸命さ 若親つばめの子育て眩し
20
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うすべに
あけぼのの千本桜静けさに 花の吐息か山霧のわく
10
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うすべに
山風のひと息ごとに誘われて 散る花しぐれ谷の瀬とじる
14
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横井 信
なにもないそんな気がしてゆっくりとただゆっくりと夢からさめる
12
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KEN
銀河へと 上るレールの シグナルは 暮れ病む影と 時間の向こう
11
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藤久崇
降るならば 澱まで流せ もろともに 明日は澄ませる 美空ともがな
14
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ななかまど
竹の子は掘られゆくこと知らぬまま黒き土中になよ竹想う
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