詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
予報では「所によって」の雨にいて不運とできぬ春の温さよ
17
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ななかまど
ゆるゆると春の光に蕗の薹うわつくことのない確かさよ
11
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滝川昌之
退職の理由(わけ)を云わずに去る友の言えぬ無念と訊けぬ無念と
22
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滝川昌之
春疾風 盛りの梅の香をはこべ 匂い求めた主へ運べ
16
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うすべに
雪まじり揺れるむら竹すすり泣く 庵の火影のあたたかい夜
9
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蔓葵
梅が枝や雪ふきまぜて飛ぶ花にあらしも香る春のあけぼの
8
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横井 信
冬山を低く流れる雲間から下弦の月はやさしくのぞく
9
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名鈴
時めくも 時失ふも わくらばなり 劣り勝るは 思はざる外
13
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KEN
白鳥よ 心交はせる ものならば 君に尋ねむ 凍土の思ひ
8
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秋日好
明けぬれば闇脱ぎ捨ててしづとした斎姫あり妖し我が君
7
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只野ハル
雨音に浅い眠りを醒まされて忘れてた過去ふと思い出す
15
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横井 信
北風にざわめく葦の水際に耳をすませば鳥のさえずり
11
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KEN
かざはなを 散らす光に 彈みけり りんごの色の 風の子の頬
10
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舞
雪鳴りの小気味良き音踏みしめていざ出勤すマイナス十度
11
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夏深
胸の中さらけ出せるほど一途さも健気さもなく若芽を待てり
11
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里香
空あおく快い風ふきわたる心は春のあかるさを追う
17
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滝川昌之
早春の鼻をくすぐり甘辛く揚げを煮しめる初午の朝
15
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萱斎院
旅の冬 来しかたとほくながむれば いく夜花散る夢や見にける
7
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KEN
ヴィオロンの 白き音色が 西へ消ゆ 眩しく寂し 帰月の朝
6
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名鈴
故郷離れ 祠斎はぬ 我なれど 遠つ神祖 今も結ぼほる
11
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