夏深のお気に入りの歌一覧
名鈴
石上に 緑あやなす 苔莚 掃ふはあはれ 立ちつつ詠まむ
14
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ななかまど
闇せまるつるべ落としの五稜郭時は止まりて漁り火をまつ
11
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河のほとり
秋はただ夕べしばらく見し空のやがて忘れぬ色ぞかなしき
17
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横井 信
もめ事のしこりの残る在宅の朝の会議は雨のいろどり
12
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横井 信
青空に染まることなく白鷺は少し冷たい風に吹かれる
12
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横井 信
たち並ぶビルの狭間に秋風は気配を消したひとの足どり
11
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横井 信
秋の田に実る稲穂の刈るを待つ朝のひかりに急ぐ叢雲
11
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ななかまど
すずやかな風に稲穂が鳴りたれば踊りくるなり亡き父母は
13
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恣翁
暮れやすき陽の 力なく薄れゆき 後の彼岸や うそ寒かりし
16
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さちこ
満開の花の香りを使者に立て吾を招き寄すキンモクセイかな
8
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葭堂
さよならと 両翼振りて あかね雲 君らの想いを 背負いて生きる
14
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艸介
夕間暮れ 陰の落ちたる道端に 幽けく立ちし彼岸花かな
9
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おじい
おぼろなる 国に住みふる 御母が 具に歌ふ そは七つの子
11
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KEN
一夜毎 細る蟲の音 哀れみて 滲み灯らむ 待宵の月
12
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滝川昌之
名月の夜は終いと明け空に終止符(ピリオド)となる明星ひとつ
18
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横井 信
山寺へ枯れ葉踏みしめ神無月刈田にのぼる野焼きの煙り
12
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ななかまど
秋ふかみ夜の冷気に冴える空幾光年のひかり届くや
14
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横井 信
流れゆく雲に隠れて秋の夜の姿を変える十三夜月
18
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舞
ひと絶えて古き夢なる兵の城址に寒き秋風の吹く
15
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横井 信
遠足の風の余韻を引きずってヌスビトハギの種を連れてく
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