詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
故郷離れ 祠斎はぬ 我なれど 遠つ神祖 今も結ぼほる
11
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名鈴
様変へて 新しき病 生り出でて 薬はつひに 追ひ及かぬらし
7
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ななかまど
抽き出しの奥にしまえる昭和のにおい払いて終わる今日の就活
9
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横井 信
あこがれの街の空へと消えてゆく飛行機雲の余韻を見てる
10
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横井 信
草原を飛び立つ鳥の瞳には朝陽にとける闇のかがやき
10
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コタロー
水中に頭突つ込む鴨たちが圓になりつつくるくる囘る
8
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蔓葵
佐保姫の衣はるかぜ香るなりかすみひもとく梅の初花
15
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滝川昌之
母犬の甘噛みほどの戯れに焦がれ続けた年上の女性(ひと)
19
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横井 信
霜降りてかじかむ町の陽だまりにそっと集まるおしゃべりスズメ
13
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千映
筆まめが人生愉しくしてくれる母の真似して良かったと今
9
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舞
手作りのつつましやかな恵方巻き妻と黙して幸願いつつ
11
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横井 信
陽を浴びて散りゆく花の枝先に遊ぶスズメの交わす鳴き声
13
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横井 信
吐き出した冷たい息に立春の朝陽がゆれる枯れ草のかげ
12
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桔梗鈴
昨日よりたへぬおもひはあるけれど一歩蹈み出す勇氣に替へて
6
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名鈴
鳥ならば 鳴きつつ直路を 飛び通ひ 恋しき君と 打ち交はさまし
14
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滝川昌之
ヒイラギを頭に刺され魚らは鬼の所業と嘆くのだろう
18
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滝川昌之
高啼きで寒さを嘆く鳥さえも力まず渡るこの冬日和
15
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ななかまど
朝空に飛行機雲の伸びゆける飛びゆくことの頼もしきかな
8
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うすべに
梅愛でる人の目よそに冬の陽を あつめて光るまんさくの花
9
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ななかまど
ただでさえ疎んじられる老いた身をさらさぬように気持ちお洒落に
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