詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
卒業で空いた教室つかの間の休耕田と喧騒しのび
12
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横井 信
雨に濡れ枯野に芽吹く若草へ遊ぶひかりにおもたいまぶた
12
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うすべに
枯れ残り お地蔵さまにあやされて 雀とあそぶあじさいの花
8
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灰色猫
果樹園で恋をしている花々に恋をしているみつばちに春
20
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名鈴
なるやうに なるべしいかに 案ずとも 甲斐なき我が身 正しく生きむ
14
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名鈴
いくいくと 生くれば道は ありぬべし 命尊きは 生きて変はること
8
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ななかまど
われにして涙と怒りと喜びを心のままに短歌は器
11
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コタロー
夕方は散歩の時間柴犬もリードを引ゐて匂ひ嗅ぎたる
9
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名鈴
家と心 いつがりけむや 掻き掃へば 凝る心溶け 清まる心地す
9
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滝川昌之
絢爛なホテルロビーの雛飾り 折り雛ほどの温みも持たず
15
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青き銀椀
はる風とふとおもはれて見にゆけばあせびのつぼみつぶさに垂るる
14
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青き銀椀
雨去りて朝一番のひこうきを一すじ聞きて部屋の明けゆく
13
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ななかまど
ゆるゆると春の光に蕗の薹うわつくことのない確かさよ
11
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滝川昌之
退職の理由(わけ)を云わずに去る友の言えぬ無念と訊けぬ無念と
22
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横井 信
竹林にそっと顔だすたけのこを見守る鳥の待つ春の風
14
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舞
とき経ても変わらぬままの面影の名こそ忘れぬ片恋のひと
13
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灰色猫
風を切りいつかは空を知るだろう幼いつばさ遊ばせながら
17
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只野ハル
観覧車 ひとまわりして 降りるとき 違う世界に 着いたらいいね
192
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只野ハル
坂道を下りながら考えた上りの汗は下りで冷える
7
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只野ハル
雨音に浅い眠りを醒まされて忘れてた過去ふと思い出す
15
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