詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
薄寒さ残る日射しに 黒羽織 干潟の砂のごとく光れり
10
もっと見る
滝川昌之
若鳥の羽ばたきを視る親のごと初心者マークの吾子の助手席
22
もっと見る
蔓葵
かへるさの我がなぐさめと梅の花匂ひそめたる春のあけぼの
11
もっと見る
さえね
はつはるの海のごとくに国々もなほのどかなる年となるべし
12
もっと見る
さえね
空の色は昨日と何も変わらねど生徒のいない三月が来る
13
もっと見る
横井 信
雨降りの窓を見つめて肌寒い部屋でゆっくり動かす手足
9
もっと見る
KEN
春風の 温もり紡ぎ 指飾り よろこび歌ふ 森の巫女たち
10
もっと見る
falcon
波濤越へ飛びゆく鳥よきみおもふ白き翼は疲れを知らぬ
5
もっと見る
ななかまど
蕗の薹くろき土から芽吹くときさびしい冬のため息を吐く
8
もっと見る
滝川昌之
畑起こす土の匂いの中にいて春の瀬音を探すあぜ道
19
もっと見る
灰色猫
ゆっくりとおやすみなさい柔らかな青いつばさは今は休めて
13
もっと見る
秋日好
いい加減学習しなと笑ってよきみの言葉が一番欲しい
12
もっと見る
恣翁
童らの雪釣る空は 一面に 凍りし雲の灰を流せり
16
もっと見る
うすべに
青空に黄色を溶かす菜畑に 蜂の羽音の子守唄聞く
11
もっと見る
滝川昌之
予報では「所によって」の雨にいて不運とできぬ春の温さよ
17
もっと見る
青き銀椀
桃林咲きてほどけてゆけるひととせのこころ寿ぐ花にしてぞ見ん
10
もっと見る
名鈴
何時かはと 言はで柄杓を 一つ持ち いざ旅立たむ 伊勢へ参でむ
10
もっと見る
灰色猫
軽やかに鳴りゆく風は若き日の口笛を吹く君のようです
14
もっと見る
ななかまど
さりげなく風の通れば揺るぎなく微笑みておりクリスマスローズ
9
もっと見る
滝川昌之
友達であり続けるとの約束は春に霞んだ遠き学び舎
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[13]