詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
別れめの春に三日の晴れ間無し終える涙も送る泪も
16
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ななかまど
信号は高き位置よりわれを見て事故おこすなと青ともすなり
8
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名鈴
世の中は あまた経優り 改まれり 今の太平 いと有り難し
11
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名鈴
筆ごとに 魂こめらるる 濃き色の 鮮やぐ鳥は 神さびて飛ぶ
8
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青き銀椀
つつつつと道を横切るハクセキレイ脚をゆるめて少し止まれり
15
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滝川昌之
見間違いボケにとまった鶯はおどおど傾げ梅の香探す
16
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横井 信
高校の入試に向かう子供らのカバンにゆれる小さな祈り
12
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灰色猫
気持よく毒殺されてゆくみたい君とのキスが甘くなるほど
12
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灰色猫
元気です君は元気にしてるかなちゃんとごはんは食べていますか
12
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灰色猫
君宛の手紙を綴るペン先はすこし丸めて柔らかく書く
13
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ななかまど
色のなき林たどれば春の目は膨らみはじむ蕾に止まる
13
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三蛙
ともすれば時の早瀬に身を投じ忘れてしまいがちな思いを
13
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灰色猫
恋しさを上手に歌にできなくてわたしはわたしに幻滅するの
16
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灰色猫
夜に灯るほたるのような恋情があなたの闇を求めてやまない
15
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青き銀椀
町角へ出て新しき風受けて三月二日躰で覚ゆ
10
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名鈴
何処より 来たりて何処へ 行かむとも 今日の花愛で 今宵の月褒む
20
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横井 信
屋根に飛ぶまるいスズメの鳴き声に春めく野辺のまぶしいみどり
11
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横井 信
そよ風に椿の花はひとつ落ち弥生の空をそっと見上げる
13
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ななかまど
朝はまた朝につながり三月の雨は内より若芽を延ばす
11
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幸子
山に満つる花の光のあふれ出で犠牲なき世を成すにやあらむ
20
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