虹雲のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
野にあふる菜の花あつめて風かよふ天井川に春は流るる
17
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詠み人知らず
生きて往きゆきていかなむ寂光に生れ落ちしが決定にして
13
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加祢
訪ぬ人皆笑顏になるおはぎにはご先祖樣もまた喜びしか
12
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紫苑
担ぎ手に子の姿なく炎昼は老いのこゑごと御輿をさらふ
16
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澤木淳枝
はつ恋は なにゆゑ消ゆる 片恋と をんなの恋は 何時もはつ恋
11
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浅草大将
風の色のいまだ変はらぬ梢にも夏を限りの一葉散る見ゆ
16
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歌織凛
盆の夜死者と生者に珈琲立てし母の読経はつと始まれり
8
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はなはな
エゴとエゴ ぶつかり合って戦いに 少し小さく出来たらいいね
13
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悠々
御精霊舟浮かべてゆかん夜の河こぎゆく岸に母待つなれば
30
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林ユキ
また雨がしづかにふれば菜の花のうみを漂ふばかりのふたり
20
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ゆびきゅ
犬小屋の鎖が横たわっている 遠きあの日の主を探して
32
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聴雨
秋告ぐるこほろぎひとつ裏庭で銀の鈴をばころがしゐるか
21
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紫苑
抱き上ぐる仔猫の胸に触るるあさ河野裕子の逝きしを知りぬ
34
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まるたまる
うおーと云ひざざざと滑り降りて來る山のあるじが風になる夜
18
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澤木淳枝
盂蘭盆会 おかえりなさい たまゆらの 時を二人で 送り火までの
11
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紫苑
ゆうらりと顕ちのぼりくる水底の生まれぬいのち光るたまゆら
9
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浅草大将
母恋へる児がなきがらに蝉の羽の薄き幸さへ今は帰らず
16
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紫苑
食べものの尽きてふた月消える声繰り返される「誰も知らない」
35
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加祢
何時もおてんとさまに感謝して為す曾祖母にならふてゆかむ
16
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聴雨
百日紅去り逝く夏の花道にくれなゐこぼし拍手喝采
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