幸子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
春疾風 盛りの梅の香をはこべ 匂い求めた主へ運べ
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青き銀椀
逝かれてもわが師の歌集残れるをほつりと読みて今宵雨待つ
11
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舞
雪鳴りの小気味良き音踏みしめていざ出勤すマイナス十度
11
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双星たかはる
詰めものが取れた歯舐める欠落を探し求めるように愛して
5
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双星たかはる
最後かもしれないなぁと思いつつ複数セットのナプキンを買う
10
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KEN
かざはなを 散らす光に 彈みけり りんごの色の 風の子の頬
10
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KEN
月滲む 粉雪の夜に 拾ひ歌 夢へいざなふ 風ひとつ吹く
12
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只野ハル
エンヤでも寝付けぬ夜は明かり付け「複雑系」を読み返してる
10
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ななかまど
死ぬまでの旅は途中かおしまいか命の素描いつ描くや神
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名鈴
前の犬 いまだ手元で 供養して 仔勧めらるるが しばし飼ふまじ
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ななかまど
手のひらに核の生みだす患難をくろぐろと載せふくしまの土
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ななかまど
きれぎれの風の息にも声のあり会議で下を向きとおす人
7
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青き銀椀
つがひしてあひるが背にくちばしを温めて足を着ける川かな
9
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千映
歳重ね庭木の手入れ出来ないとバッサリ切られる樹と人辛や
7
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滝川昌之
厚底のシューズがあるから大丈夫メロスは友に誓うのだった
11
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綿釣
嘘ばかり上手くなってく僕たちは傷つくことに臆病である
11
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KEN
このひとひ 人を殺めず 耐へ拔けば 夜風に冷えて 瓦礫と崩る
7
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青き銀椀
うぐいすのまなこが春を射止めてる寒風の中車道の脇で
9
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千映
颯爽とペダルを踏めば背が伸びる零度の空気右や左に
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名鈴
裏も知り 素顔を見ても 奇しかる 清ら変わらじ 添ひ居よ月よ
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