ふじこのお気に入りの歌一覧
ラベンダー
空見上げ 陽の眩しさを 感じつつ 色染まる葉に 煌めきを見る
19
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灰色猫
奏でおりわがまま猫は歌いつつ自由気ままにピアノ踏んづけ
24
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詠み人知らず
ビュービューと風立ちぬれば 撓みたる電線の影 障子に騒げり
15
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萱斎院
忍びかねたぎつ心の流るらむ もみぢに染まる袖のけしきは
9
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へし切
鴨どりの遊ぶこの川たのしげに憂き寝や寂しこころや侘し
27
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恣翁
嘆きつつ 月日経りし者忘るとも 過去世継がへる 我が阿弥陀かな
20
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石川順一
紫蘭枯れ再び茎を出す日待つ球根植物眠りの冬へ
24
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大野 冨士子
棄てられて塵芥もさぞかし悲しかろぅ そつと掬って 弔いの場へ
23
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恣翁
斑染めに 露も惑はで寝間着にと 端切れに裁ちたる 萩の花摺り
18
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灰色猫
枝の雪ほのか灯りで書に向うその真白さに墨は際立ち
18
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滝川昌之
気がつけばもう消えている西空の残月隠した青が眩しい
27
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元親兄貴
憂鬱な雨音さえも二人して肩寄せ聴けば美しき調べ
14
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秋日好
枕から羽毛引き出し飛び散らせ窓から君を荒れ野に誘う
15
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半格斎
役目終え迎える春まで休むべく 庭隅の薔薇に冬囲ひする
19
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日置鳩子
傷ついた心を凍土にビルを建て東京だとはあわれ世の中
14
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へし切
うつせみの借れる身なれば何惜しむ君なきあとを如何で生きゆく
30
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灰色猫
猫殿は今日も健気に掃除するあちこちくるくるルンバに乗って
19
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詠み人知らず
心とは虹より多く色持てり 純白あれば真っ黒もあり
18
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ラベンダー
温かい うどんにネギと 卵入れ 汁を飲み干す 晩秋の朝
24
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恣翁
稲刈りの手を止め 腰を伸ばしたる 頬冠りの女 行人眺む
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