詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
とはと
石削る流れ清らか老いて知り川辺育ちの蛙見守る
5
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千映
愛の舟舵とる君の力量をみせて吾の身に涙流るる
14
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横井 信
虫の音に 代わりて響く もがり笛 月の見守る 歩みは鈍く
16
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新座の迷い人
お歳暮に 柚子が沢山 送り来て 妻ジャム作りし 思い懐かし
11
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舞
虫骸雪ひとひらの軽さほど生きたあかしの風に吹かれて
13
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inosann
これからの息子の苦労を推し量る妻に頼りし今までならば
23
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詠み人知らず
窓ふたつ門灯ひとつ微笑みて足どり重き父母むかふ
8
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へし切
奥山にみ雪降るらし枯れ木にも春にはあらねど花ぞ咲きける
25
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滝川昌之
空調のパネルの外気温は零度エンジンは嗚咽で始まる
26
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び わ
言葉とは一度出たなら風にまいよきもあしきもついてまわりぬ
6
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コタロー
些細なる事で母親罵倒したカレーライスがやけに冷たい
17
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コタロー
育メンが笑ふ幼子を高々と抱き上げながら哺育園行く
10
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詠み人知らず
月凄く天にありたる暁に 人は確かに生きて蠢く
16
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コタロー
「おはやう」がとても嬉しい朝の道「おはやう」返す別の誰かに
15
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詠み人知らず
残滓あり強き頭痛のその奥に 消してはならじと抗うものが
13
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煩悩
太陽が消えてしまった銀河から光の速さで届く死の声
9
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元親兄貴
薄雲に負けじと輝く満月よ今年最後のきらめき眺める
12
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銀
明け方の空少しずつわたしから大気に還るわたしの白さ
7
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和竹
はらはらと散る様涙なかりける落ち葉に重ね独り言積む
7
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和竹
濡れ落ち葉冴えて光を放つとも愁う瞼は涙に張りつき
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