金木犀のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
旋律の 響みたるかたを 眺むれば ただ鍵盤の 仕掛けぞ奏づる
15
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詠み人知らず
君が掌に そろりと背中撫でられて 妖しき感覚 湧き上がりくる
19
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恣翁
横顔は 斜め後ろゆ射せる陽の 逆光線の中に埋もれぬ
25
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舞
散り濡れた花踏み歩むひとり傘もの思わせて降るこぬか雨
18
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工藤吉生
つり革に頭ぶつけて立ち上がり男は冬の駅に降り立つ
7
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秋日好
知らぬうち枷を付け強いる愛の日はつらきことのみ溜まり血迷う
18
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みやこうまし
白内障手術のあとで看護師と手つなぎ部屋に戻る幸せ
22
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inosann
「人は何故生きる」の問いの解けぬまま妻子養わんと働きし日々
27
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秋日好
花も鳥も生きているのに不自然に生命維持の仕組みが要るヒト
23
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tasuku
紫陽花の葉の裏側に蝸牛静々と雨止むを待ちたり
16
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藤久崇
土柄の 違わば色も 違えども 映ゆるよひらを 愛づるこの頃
19
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狭間
青きとき 初恋の人 思い出は 記憶の隅で 年輪重ね
10
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吉野 鮎
川面にうすき羽浮くかげろふのひとときを燃ゆ明日なき戀に
15
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吉野 鮎
夕ぐれの刹那に燃ゆる儚さを薄らふ羽の蜻蛉の戀
19
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千葉 甫
点滅の信号の下真夜中の猫のあるいて行く悠然と
8
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コタロー
玉葱の收穫はしやぐ園兒らの滿面の笑み思はず笑ふ
7
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あゆか
飛梅のように香りを届けたいあなたに似合う花びらの風
14
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コタロー
紫陽花の雨に咲きたる交叉點通學兒童見守つてゐる
8
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コタロー
しとしとと雨に濡れたるあぢさいは乙女のやうに色を變へつつ
6
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青き銀椀
風広き植田に二羽の白鷺がとぷりとぷりと水面つつきぬ
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