新座の迷い人のお気に入りの歌一覧
横井 信
暖かな夜風に吹かれ探してるなかなか出ない十六夜の月
12
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灰色猫
桜という名前をつけてあげましたこれから育つ小さな苗に
20
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滝川昌之
落ち花のめしべ銜えて紋次郎 群れをはなれたムクドリ一羽
24
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横井 信
道端の蓮華と遊ぶ蝶と風 行ったり来たり夏の始まり
20
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へし切
愛おしき孫をいだける喜びに浸れることは命なりけり
21
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行宮偏(仮之名)
御代替わり ああ平成が過去になる 卅年の星霜に幕
15
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まぽりん
巴里の河みづながれゆく鐘の音のたかき塔よみがへりなむ
28
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KEN
吾妻峰の 白雪浮かべ 落ちる月 何を語らむ 花吹く風に
18
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コタロー
夏を待つコンクリートの蒲公英も犬も綿毛を宇宙へと飛ばす
11
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滝川昌之
朱に輝る(ひかる)月に会わんと待つ窓を焦らす春風雲をはらわず
20
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灰色猫
花を待つ桜の下に埋められた屍体も春を願うのだろう
21
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横井 信
こいのぼり さくらの花を見送ってやさしく泳ぐ夏色の空
24
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絮谷新
貝寄せの通ひ路絶ゑし卓上の熟るる柘榴に青蠅の留む
21
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灰色猫
黄泉までの旅の始まりしめやかに水辺を流る花の筏や
23
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横井 信
冬鳥はさくらを追って去りにけり吾が手のひらに残るぬくもり
15
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横井 信
雲間から静かに浮かぶ満月の見下ろしている葉桜の道
20
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滝川昌之
ポン、ポン、と二回頭に手を置いて家事労えば妻も週末
21
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KEN
ぬばたまの 闇に儚き 花の燈を 手のひらに留め まなこにしまふ
19
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光源氏
流れいずるしづくに袖はわび濡れてかなしかるらむ山吹の花
19
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高橋 優
月球儀 祖父の懐中 北極星 空は見えない 暗夜の時雨
6
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