月虹のお気に入りの歌一覧
千葉 甫
肩越しに漂ってきたコーヒーの匂い吸い込むマスク透して
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さえね
言の葉も歌もいのちも呑み込んだ太平洋は今日も蒼くて
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さえね
ひさかたのひかりあふれる春の野に出でて弔ふ亡き人々を
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千映2
震災の辛さ忘れず後世に伝える義務が残されている
5
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名鈴
万の絵 描きても親を 越えられず 涙で筆を 濡らせど止めじ
8
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高松 蓮
売り場から 消え行く蜜柑が 名残惜し 春の訪れ 嬉しや寂しや
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只野ハル
セーターの袖のほつれの一筋をハサミで切れば少しさびしく
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可不可
暇すぎて詠み放題と思ひきや 少しも釣れない言の葉の海
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うすべに
顔だした土筆にぼうしそっとのせ 河津桜のうすべにひらり
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び わ
さらさらと春雨の庭しっとりと椿の花が紅く元気に
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松本直哉
あをき花いちりん庭に咲きいでて今日まなびやを巣立つをとめご
5
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赤石仙人
この國のコロナ騷動見るにつけ政治の劣化極まりならむ
3
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舞
信号に慌てる母の引くソリに乗る子はユタリ母の背を見る
7
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秋日好
花が咲き美し過ぎて残酷な春は命に希望を見せる
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西村 由佳里
少しづつ慣れてきたのは描くこと調べに耳を傾けながら
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滝川昌之
人の世の宴 自粛に遠慮などせず誇れよ常の桜と
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横井 信
荒ぶれた大地に残る傷あとをやさしくつつむ春のまなざし
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灰色猫
最初から檻などなかった限りないたったひとつの自由を生きてる
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舞
来し方を偲びて苦き冷や酒の胸に沁みいるこの夕べかな
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ななかまど
どれほどに縋りついても言の葉はわれの姿の先をゆきたり
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