美津村のお気に入りの歌一覧
紫苑
あまやかな繭をやぶれば火のなかに紡ぐいのちのひとつありけり
21
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紹益
刺青の 大男らが 駆け巡る どうも馴染めぬ 海外サッカー
19
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あまおう
鈴なりのツバメの子らの餌やりは おりこうさんで左から順
27
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あかつきのそら
毎朝の儀式のように化粧する 今日も無敵でいられるように
18
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大獏
腐葉土のにおい消えゆくこの街に家路つらつら秋刀魚が香る
38
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ヨシヱ マチコ
Skypeでふきでものを心配された 遠距離だって隠し切れない
5
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赤俊雄
冷静になろうとあわてて傘をとじ肌やわらかに霧雨を纏う
7
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三十四
「おう、生きとったか」皮肉噛みしめて傘はなし 駅前の夜道行く
3
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詠み人知らず
のぞみにて同級会へ妻は行き静かな午後に猫も声なし
6
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石澤健
3パーセント君が隠した恋心さらけ出しても友人でいる
13
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木蓮
この年で わぁわぁ泣けるわけもなく 水割りに溶かしぐっと煽る
11
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木蓮
星の夜 君を背負いし帰り道 甘い吐息が首筋撫でる
7
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神楽
母の味まねできるかと試みるはしゃいだ顔の父待ち兼ねる
7
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澄舟
歌詠むは時にとどめを刺すに似て研ぎに研ぎての言の葉放つ
31
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みん
歯並びが良くなりゃ君とも満面の笑みで話をできる気がして
5
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ふきのとう
耳元であのねと言いし幼子のやわらかき息は吾をくすぐる
23
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つゆくさ
気になるが恋することに関係ない年下だとか年上だとか
5
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すばる
一つずつ君のメールを消去する あの言葉だけ心に保存
16
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舞
梅雨小雨に色あらたまる墓石には訪う人もなく紫陽花の花
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みん
舌先の痛みがすっかり消える頃 君も遠くへ消えていそうで
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