リンダのお気に入りの歌一覧
浅草大将
いたづらに国が為とておごらずが民につくしの防人と立て
8
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紫苑
雨音のはつかに聞こゆにはたづみ真夜の川面にわたしのこゑを
13
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只野ハル
青春は気恥ずかしく懐かしく感じる言葉になりて久しく
18
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月虹
液化してしまゐぬ君が触れるわれ触れ合う心が沸点を越す
26
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浅草大将
そのかみに買ひの馬券も花と散るはるのうららの千金の夢
6
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山本克夫
ゲルマニウムラジオから聞こえるような支えあう老夫婦の話
5
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林林
子供らの「保護者以外の連絡先」母の名を消し死去と小さく
19
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詠み人知らず
親孝行したいときには親はなし されたいときに 子はヤンキー
11
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まぽりん
満つるとも欠くるともなき夕月の雲居にのぼる赤き影かな
26
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都詩
瘡蓋になりし手術の傷あとを伝い落ちゆく十日ぶりの湯
17
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只野ハル
昼食後帰ろうとする我に寂しいと言う父の手を握る
20
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紫苑
はないろの吐息をひとつつくやうに文をしたためゐる万愚祭
11
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風花
上役とは重みの違う年度末次のゴールへ向けて走らむ
11
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もなca
疑えば黒い渦巻く胸の奥 ふき出す水をもう止められない
14
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舞
うつぎ咲く卯の花月の薄紅に空映したる花筏かな
7
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潮月繁樹
夕凪の茣蓙となりたる瀬戸の海 テトラポットで獨り立ちみる
50
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潮月繁樹
尊厳を失ってゆく 老いるとは静止画像の駒送りにて
10
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林林
満開の桜の花のほのあかり淡き静寂に吸い込まれたい
16
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山本左足
目にうつる物がすべてと君は言う自分のうなじも見れないくせに
19
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成瀬山水
ネクタイも縁も結べぬ吾れがきょう社会に出づる小さな蕾
19
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