卯月のお気に入りの歌一覧
紫苑
たわわなる花と盛るか金色の鳥枷を解くすべを知らざり
15
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風橋 平
「Pray for Japan」と唱うそのまえもひとつであった世界の空は
9
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まるたまる
なめらかな君の指先欲しがって絹の下着を身に着ける朝
11
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紫苑
小銭なと募金せし娘は靴ならし傘を振りふり人混みに消ゆ
10
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山田美弥
言葉では救われない日もあるのです 神様これも祝福ですか
13
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光源氏
民の色は迷ひにけりないたづらに汚れひろまる空に怯えて
8
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車男
望みなく生きゆく我の余命をば夢断たれたる人に届けよ
26
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キタハラ
チャリティーと名づけすべてを美談化すあんたとは手をつなぎたくない
17
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紫乃
天井の木目数えて18の時は短し 旅立ち前夜
33
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緋色
「意味の無い人生はない。君だって、僕だってそう。」伊達メガネより
7
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詠み人知らず
真夜中の記者会見でわたされた銀の光が手にあるのだが
5
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友
わたくしに死ねとささやく幻聴は誰かにきっと愛を説いてる
5
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夏緒
さざ波のかえすちいさな本屋から明朝体の泥をかきだす
9
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聴雨
ラの音をくわえてみてはどうかしら?これじゃ希望が見えて来なくて
8
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敷島ヤマト
クロネコに吹き出し書いてさよならを告げた 積まれていく段ボール
41
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只野ハル
今日も小銭を募金箱に入れたとまた自分に言い訳している
4
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夏緒
子どもらの帰りを待てば砂場からアンモナイトのさみしい記憶
11
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治兵衛
小名浜港311ミリシーベルト 明けにゴジラの水揚げを待つ
9
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風橋 平
されど皆ふるえ並べり配給の列の先には明日がある、と
10
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シュンイチ
やりきれない気持ちの春に 甲子園球児たちみな年下になる
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