夢士のお気に入りの歌一覧
名鈴
地震の疵 まだ癒えぬだに 大水の 襲ひて涙 乾く間もなし
19
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舞
ひねもすに過ごしてのたり摘みきたる野の花ながめ雨の音聞き
5
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ななかまど
言うことはなにもいらない一枚のざる蕎麦食めば喜多方の空
11
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只野ハル
ただ歩く転ばぬように止まらずに時の流れに合わせるように
8
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只野ハル
眠れぬ夜村治佳織を聞きながら彷徨う想い書き留めている
9
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ケンイチ
南国の雨は止んだか此の月を君の夜にも見つけてほしい
11
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うすべに
雨かおる かばんの傘をたしかめる 利休鼠の梅雨の夕暮れ
7
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横井 信
わらい声やわらかに聞くカーテンの隙間に覗く澄んだ青空
12
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KEN
南天の 散り花織りて しろたへの 無垢を裝ふ 女郎蜘蛛かな
11
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名鈴
手水舎も 縋る鈴緒も 閉ぢられて 柏手のみで 拝む村社
14
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恣翁
南天の花みたいやわ ひっそりと笑といやすえ じゅんさいなおひと
17
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名鈴
人形を 納め詣づる 大祓 茅の輪も一人 静かにくぐる
12
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舞
少年の日々は遠くにふるさとの山変わらぬと便りあるとも
9
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夏深
コロナ禍に祭囃子も聞こえ来ぬ故郷の夏は寂しかるらむ
9
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ななかまど
はびこれる白く匂える十薬は母亡きあとの新たな店子
13
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横井 信
語り合う夢は遠くて今日の日に汗は流れる梅雨空の下
8
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KEN
生け贄の 如く蛇 靜かなり 硫黄の臭ふ 谷底の岩
10
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恣翁
雨を避け 薮蚊の群れは 植え込みの陰に 細かく揺れ動きたり
13
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名鈴
柿の実の 甘く熟るれば その折に 訪ふべしと 笑ふ客人
11
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夏深
幸せは切り立ちし崖の一輪のユウスゲのように儚く咲きし
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