春咲のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
こなれるや夜空の雲に覆はれて満つる行き方月はさも知る
13
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灰色猫
あきらけし月眺むれば梔子のはつか匂へる夏の立つらむ
24
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つばす
目に見えぬ宇宙の不思議解き明かすおんな心も明かせぬものか
13
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つばす
絹サヤの赤紫の花の後薄くて緑の三日月出でる
6
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新座の迷い人
妻植えし カサブランカの 写真見て 元気な姿 懐かし眺め
14
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新座の迷い人
妻姿 思い出しては 懐かしく 何時まで 続くこの辛さ
15
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舞
葉桜に残った花のうすべにのあえやかに咲く色のいち輪
9
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芳立
なにとなく早く起きみむ心なきわが庭にさへひなげしの咲く
6
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横井 信
咲き誇るつつじの小道 健やかな歩みにそっと風が寄り添う
17
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東大寺
千年を 超え来る風の 音を聴け 刹那の胸に いま抱かれゆく
3
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東大寺
ああ此処は なつかしきかな 夢の跡 春色染まる 丘にたたずむ
5
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東大寺
さまざまに 織りなすいろを 手にとれば しばしの夢も まだそのままに
4
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千映
起きてすぐ花のご機嫌伺いて自己満足の世界に入る
5
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青き銀椀
宵深き雲に覆はれ見へずとも想はるるかな三日月の形
12
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灰色猫
初夏の睡蓮鉢の浮草に安らぐように琥珀のめだか
26
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へし切
風かほる五月の山はさみどりに衣かへたりはつなつの色
17
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恣翁
初夏の 青葉の陰に沈みたる 午後の通りの 眠りたるかな
14
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芳立
幾十とせ経ても変はらずわが胸にみどりざわめく初夏のころ
5
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舞
惚れたよと酔いにまかせて口説こうか琥珀の酒の氷り解く間に
7
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千映
母の介護日増しに敬語増えてくる「すいませんね」がなぜか寂しい
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